5. 更新データ種別の設定

5-1. 更新データ種別の設定

EveryDB2はJRA-VANが提供する全てのデータ（出走別着度数を除く）を用いてデータベースを構築することができますが、全てのデータを更新すると１日単位の時間が掛かってしまいます。ここでは、JRA-VANが提供するデータの中から、ユーザが必要とするデータを選択してデータベースを更新する方法を記述します。

1.EveryDB2でのデータ種別（JVLink提供データとの関連性）

更新するデータの指定方法の前に、EveryDB2で使用しているJVLinkのデータ種別を説明します。 下表に示すように、EveryDB2では大きく5つのデータ種別に区分して更新設定を行うようにしています。（JVLinkの仕様に準じています。）

表5.1-1 EveryDB2での更新種別と更新データの関係性

表5.1-2 各更新データ種別の説明

2.EveryDB2での更新データ設定

EveryDB2のメインウインドウから「更新設定（D）」をクリックして、以下のようなデータ種別更新設定画面を表示させます。
この画面上で、更新データの設定を行っていきます。

2.1 蓄積系データ更新設定

蓄積系データを更新するか否か、「蓄積系データを更新する」チェックボックスで指定します。
「更新データ種別」において、「通常データと今週データ」、「セットアップデータ」のいずれかを選択してください。
各々の意味するところは、「表5.1-2 各更新データ種別の説明」を参照ください。

2.2 更新範囲（FromTime）

データの更新開始ポイントを時刻（YYYY/MM/DDhh:mm:ss の形式）で指定します。 ここで指定した時刻以上、かつ現在時刻までに提供されたデータが更新の対象となります。 各データ種別は、更新対象データ種別の「(XXXX-YY)」のXXXXに該当します。

例：「更新データ種別」を「通常データ」を選択し、「（ TOKU -TK）特別登録馬」を更新対象と選択している場合は、FromTimeの TOKU で指定された時刻よりあとの更新データがデータベースの更新対象となります。

2.3 蓄積系データ種別

蓄積系データ種別で、データベースの更新対象とするレコード種別を選択します。

表5.1-3 通常データ種別と今週データ種別の内容

表5.1-4 セットアップデータ種別の内容

2.4 速報系データ種別

速報系データを更新するか否か、「速報系データを更新する」チェックボックスで指定します。
「D.速報系データ種別」において、データベースの更新対象とするレコード種別を選択します。

表5.1-4 速報データ種別の内容

2.5 時系列データ更新設定

「時系列オッズ更新範囲」で、時系列オッズの取得開始日（＝開催日付）を指定します。
蓄積系データのFROMTIMEは「更新日付（○月○日以降に更新されたデータ）」ですが、当時系列オッズでは、実際のレース開催日になりますので、ご注意ください。
「E.時系列オッズデータ種別」において、更新対象のデータを選択してください。
時系列オッズデータは、過去全てのオッズデータを更新すると、非常に膨大なデータ容量になります。更新データとその対象範囲を選択するときにご注意ください。

2.6 自動更新設定

自動更新を行う場合の自動更新間隔を設定します。

2.7 セットアップファイル名初期化

通常、このボタンは使用しません。
EveryDB2では、セットアップ処理が途中で中断したときに、中断したファイルから更新処理を再開できるように、該当ファイル名を保持しています。
セットアップ処理を再度やり直す場合には、このファイル名一覧を初期化する必要があります。このボタンを押下すると、このファイル名一覧の初期化を実施することができます。

5-2. データ提供タイミング･提供単位

1.蓄積系データ種別

蓄積系データ種別のデータ提供タイミングと提供単位は以下のとおりです。

2.速報系データ種別

速報系データ種別のデータ提供タイミングと提供単位は以下のとおりです。