3-3-I. Firebird

Firebirdは、ボーランド社で開発されているInterBaseから派生したオープンソースRDBMSです。もともと商用として開発されているため、他の商用RDBMSと同等の様々な機能が利用でき、また安定性も高いです。またボーランド社からInterBase用に提供される各種ツールや開発ツールとの相性も良いようです。

EveryDBからは、「Firebird .Net Data Provider」を通じてネイティブにアクセス可能です。Firebird2.0.3を例にインストール方法を解説します。特に難しい点はなく、ガイダンスにしたがって淡々とインストールするだけですが、データベースは手動で作成してあげる必要があります。

1.インストールサイトへの移動

以下のFirebirdのサイト(英語)から、最新版のFirebirdをダウンロードします。Windows用のEXE形式でダウンロードしてください。
http://www.firebirdsql.org/



2. セットアップEXEファイルの起動

ダウンロードした「Firebird-2.0.3.12981-1-Win32.exe」を起動します。

3. インストールウィザードの開始

インストールウィザードが開始されます。最初にセットアップ中の言語を選択する画面が表示されますが、日本語がないので「English」を選択します。次の画面では「Next」をクリックします。



4. ライセンス条項への同意

ライセンス条項への同意画面が表示されます。「I accept the areement」を選択し、「Next」をクリックします。

5. 重要情報の確認

Firebirdを使用するにあたっての重要情が表示されます。「Next」をクリックします。

6. インストール場所の選択

インストール場所の選択画面が表示されます。問題がなければ、「Next」をクリックします。

7. インストールコンポーネントの選択画面

インストールするコンポーネントを選択する画面が表示されます。「Server components」はWindowsであれば「Super Sever binary」のほうを選択しておけば、まず問題ないようです。「Next」をクリックします。

8. ショートカットの作成画面

ショートカットの作成確認画面が表示されます。「Next」をクリックします。

9. インストールオプションの選択画面

インストールオプションの選択画面が表示されます。問題がなければ、「Next」をクリックします。

10. インストール確認画面

インストール確認画面が表示されます。問題がなければ、「Next」をクリックします。

11. 重要情報の表示画面

重要情報の確認画面が表示されます。「Next」をクリックします。

12. インストールの完了画面

インストールの完了画面が表示されます。「Finish」をクリックします。

13. データベースの作成(1)

データベースの作成を行います。isqlという付属のツールを使用します。スタートボタンから辿っていき、「Firebird ISQL Tool」を立ち上げます。



14. データベースの作成(2)

以下のコマンドを投入し、EveryDB用のデータベースを作成します。コマンド投入後、特にエラーメッセージが表示されなければ、データベース作成に成功しています。エクスプローラでデータベースが作成されていることを確認してください。

CREATE DATABASE 'C:\Firebird\everydb.fdb' user 'sysdba' password 'masterkey';

※注意1 データベースを作成する場所は、各ユーザごとに好きな場所を指定してください。
※注意2 ユーザ「sysdba」とパスワード「masterkey」は、インストール時に自動的に作成されている管理者ユーザです。
※注意3 最後は必ず半角セミコロン(;)を入力してください。